令和6年能登半島地震への対応について
当法人では、元日夕方の能登半島地震の発生に伴い、
被災地(石川県輪島市)へ防災物資(携帯トイレ及びアルミブランケット)をお届け致しました。
1月1日能登半島地震発生直後、
当法人で備蓄している防災物資をトラックへ積み込む。
・携帯トイレ 7万回分
・アルミブランケット 5万個
・パン 1,000個
・飲料水(500ml) 1,000本
深夜19:00、被災地(石川県)に向け出発しました。
情報により、高速道路は通行止めになっていない事を確認。
行けるところまで向かう。
1月2日、
特に被害の大きかった輪島市へ防災物資を届けたいと考え、
輪島市役所に問い合わせを致しました。
輪島市役所からは、断水や停電、物資の不足に困られていることから、
携帯トイレとアルミブランケットならば今すぐにでも受け容れたいとの
回答を頂き、物資の一括受け容れ場所として指定されていた
輪島市文化会館を目指して、移動を続けました。
輪島市役所からは、その時点で通行可能と考えられていた経路を
ご案内頂いた外、途中で寸断が明らかになる等道路事情が
刻々と変化することから逐一ご連絡を頂き、ただ闇雲に進むことなく、
正確な情報提供に基づいて輪島市内まで移動することができました。
それでも、損傷や事故の発生等による道路の寸断があったため、
想定外の通行規制等も受けました。
その度に、警察・消防等に対して、輪島市役所と連絡を取り合いながら
防災物資を運んでいることを告げると、優先して先へ進めるよう、
最新の情報に基づきご案内頂くことができました。
石川県入り。
一般道は緊急車両優先の為、交通渋滞でなかなか進めません。
県内の一般道路は、他県からの車も含め大渋滞。
1月2日、県内の橋手前で道路の亀裂がある為、陥没の様子。
NHKの取材班は、現場に行けないとのことで
私たちが撮影した映像を提供しました
県内の道路は、亀裂・陥没・隆起があちらこちらで発生。
道路の亀裂。
道路の陥没。
道路の隆起。
橋げたの隆起。
海岸線道路の崩れ。
マンホールの隆起。
石灯篭の崩壊。
がけ崩れ。
電柱の崩壊。
神社の崩壊。
1階が崩壊した住宅。
市内のバス乗り場。
住宅の崩壊。
崩壊した住宅が道路を遮断。
ガソリンスタンドの外壁の下敷きになった車両。
通行止めになった吊り橋。
海岸沿いのがけ崩れ。
落石した巨石で道路の片側が通行不能。
穴水町内の様子。
輪島市内の様子。
1月3日、道中携帯トイレ・アルミブランケット・パン・飲料水を
必要な方へ提供をしながら、
石川県輪島市(輪島市文化会館)へ到着。
・携帯トイレ(5万回分)
・アルミブランケット(2万個)
を、お届けしました。
同会館は市の災害救援の拠点となっていることから
消防や自衛隊等の車両が頻繁に出入りしており、
大変慌ただしい様子でしたが、当方からの物資はスムーズに
受け容れて頂くことができました。
輪島市の職員から
「遠くから本当にありがとうございます。すぐにでも市民に配ります」
とのお言葉を頂きました。
特に断水中のために必要とされていた携帯トイレに対して、
深く感謝の意をお示し頂きました。
1月4日、帰路。
2車線の片側は緊急車両専用。1車線しか使えないため大渋滞。
夜間走行中、陥没した道路にはまる車両。
災害用伝言ダイヤル周知啓発ポスターが、役に立つようであれば
避難所等へ掲出頂くよう、市役所担当へお預け致しました。
阪神・淡路大震災及び東日本大震災直後の対応と比較し、
今回、地元自治体との相互連絡及び警察・消防等からの
情報提供及び案内は非常に迅速且つスムーズであり、
被災後の非常に厳しい条件下でありながら、
最短で現地へ携帯トイレ及びアルミブランケット等を
届けることができました。
現地でご協力を頂きました、輪島市役所及び各自治体の皆様、
そして消防及び警察関係者の皆様、大変お世話になりました。
ありがとうございました。

以上、ご報告申し上げます。
災害時における携帯トイレの大切さについて